皆さまこんにちは!
成城大学アメリカンフットボール部 3年 マネージャー 石川ななです。
今回は幹部インタビュー第三弾として 4年副将 WR 小野皓央選手にインタビューしました!
オレンジビームスとの出会い
高校時代は野球部でセカンドとして活躍していた。今でこそアメフト部では自主性をもって活動しているが、当時はコーチの指導に従い、言われたことを徹底的に行うことを心掛けていたという。大学入学後はもともとラクロス部に入部を希望していた。しかし、アメフト部が毎年開催するタッチフット大会に参加したことをきっかけにアメフト部の学生主体となって活動する姿や雰囲気の良さ、チームとしての組織、高いレベルでの活動に惹かれ、この人たちのために頑張りたいと入部を決めた。
仲間と共に乗り越えた先の喜び
小野はこれまでの活動を振り返り、2年生での秋期リーグ最終戦の筑波戦が最も印象に残っていると語ってくれた。当時はリーグ戦の結果が振わず筑波戦の結果次第で3部に降格してしまう恐れがあった。部員たちも切羽詰まっていた中で、全員でいつも以上にトレーニングやスカウティングなど試合に対する準備に必死に取り組んだ。その努力が実を結び、見事に筑波戦では勝利を収めることができた。小野自身も何度かレシーブをして得点に貢献した。無事に2部に残留することができた喜びと当時の4年生にはとてもお世話になり、先輩方が安心して引退することができるという安堵感から忘れられない試合となった。
前向きな気持ちを忘れない
彼を取材していくうちに明らかになったのは彼の「前向きな気持ち」である。
3年生のときに大きな怪我をしてしまい、シーズンでは1度も試合に出ることができなかった。しかし、そのような状況でも練習時は毎日サイドラインでトレーニングに邁進し、復帰したときに全力でプレーできるよう万全の準備をしていたという。新型コロナウイルスの影響で約半年間練習ができなかったときには練習がいつ再開できるか分からない不安な状況でも副将としてチームの士気を下げないよう幹部や同じポジションの部員たちと会えない中でも連絡を取り合っていた。彼自身も個人のトレーニングを週5日行い、モチベーションを保っていたそうだ。たとえつらい状況に立たされても前向きな気持ちを忘れず、自分にできる最大限の努力を欠かさなかった。
最後のシーズン
今年のシーズンは例年とは異なる形で迎えることとなった。練習再開時期の遅れから第1試合と第2試合を棄権せざるを得なかったが、決して準備不足というわけではない。試合数は少ないものの、その分準備をしてきた時間が僕たちにはあるので、来年を見据えて勝てるチームになるよう全力を尽くしたい。そして同じ時期に怪我を乗り越えた部員と共に試合に出場できることが楽しみだと語ってくれた。