【引退した4年生からのコメント】
先日の最終戦をもちまして引退した、4年生からのコメントを掲載していきます!
〈主将 #44 RB/DL福田竜矢〉
OBOG、父母の皆様、今年度の温かいご支援・ご声援、誠にありがとうございました。この1年の出来事は私の人生において忘れられない1ページになると同時に、数々のことを学ぶ1年となりました。
私は4年前、成城大学Orange Beamsの門を叩きました。コロナ禍に突入したてということもあり、自分以外の入部者は誰一人としておりませんでした。また当時は学校の規制も厳しく、練習が可能になったのがシーズン直前であったため、先輩たちともうまく馴染みきれない孤独な日々。その時は「来年には辞めてしまおう」という思いが何度も頭をよぎりました。学年があがり同期のスタッフができてからも様々なことがあり、そのたびに私は「もう辞めてしまいたい」と思うことが多々ありました。しかし、全てを終えた今となっては、あの時辞めないでいて本当によかったと心から思うことができています。こんな私を部に引き止めてくれた同期スタッフ、そして生意気で斜に構えている私を温かく輪に迎えてくれた先輩方、本当にありがとうございました。
そしてついに最終学年で主将となり、ここで私はこのOrange Beamsがどれだけ多くの人に愛され、支えられて成り立っているかを知ることになりました。
人数不足でゲーム形式の練習ができないときにはOBの先輩方が駆け付け、合宿などではOBOGや父母の方々からのたくさんの差し入れ、そして学生には見えないところで部の運営に携わっている方々にお会いし、エールをいただき、Orange Beamsというチームの良さを知り、どうにかして試合で恩返しをしなくてはと思うようになりました。
しかし、あまりにも若すぎるこのチームでどうやって戦うかというのは大きな課題でした。このままでは昇格どころか自動降格すらも視野に入っているという現実。そんな現実を打破するため、コーチ陣の一新などチームの体制も大きく変わり、格段に練習の強度を上げ、後輩たちにも厳しい言葉を投げかけてきたと思います。嫌な気持ちで部活をやりたくないという下級生の反発にも合い、それでも勝つためには必要なことだと自分に言い聞かせ貫いてきました。自分がフットボールを大好きだからこそ辛い練習で後輩にフットボールを嫌いにならないでほしいという気持ちもありましたが、最終戦で勝利した直後に後輩達も涙を流し、抱き合って喜ぶ姿を見て、自分が今年1年やってきたことは間違いではなかったんだと思うことができました。こんなキャプテンについてきてくれた可愛い後輩達、いつもそばで支えてくれたスタッフ達、本当にありがとう。
残念ながら今年は昇格を果たすことができませんでしたが、この思いと悔しさを引き継ぎ、いつかきっと後輩たちが実現してくれると思います。
日々支えてくださっているOBOGの皆様、学生にとって1番身近な父母の皆様、常に裏で動いてくださった西村GM、時に厳しく指導してくださった鶴見監督とコーチ陣の皆様、本当にありがとうございました。私たちが日々フットボールに打ち込むことができているのは皆様のサポートあってのことだと思っております。
酸いも甘いも経験した私のOrange Beamsでの4年間は一生の宝物です。携わってくださったすべての皆様、本当にありがとうございました。
そして今後ともこのOrange Beamsへのご支援・ご声援のほどよろしくお願い致します。